今回は小さめのサコッシュ(ポーチって言った方が正解かも)を作っていきます。
例のごとく縫う場所も少ないので初心者の方でも作ることができると思います。
小さめのサコッシュを作る動機ですが、僕はアイコス使用者のヤニカスですのでちょっと出かけるときに使える小物入れが欲しかったのが理由です。
必要な用量としてアイコスとタバコ本体、家の鍵が入れば良かったので小さめのサコッシュを作ることにしました。
型紙を作成する
イメージを練る
小さめサコッシュといっても色々あります。
僕はシンプルなものが好きなので参考になるものを色々探しました。
その中で目をつけたのがSCYE BASICのサコッシュ。
サイズは求めるものとは違いますが、非常にシンプルな作りで、見た目も革質を変えれば男っぽく作られると思い今回参考にさせて頂くことになりました。
試作をしてみる
大体の設計でとにかく試作をしてみます。
WEBを血眼になってにらみながらサイズをCADで再現していきます。大体決まったら一旦プリントアウトして試作してみる。

この作業を繰り返して完成イメージを固めていきます。
ある程度固まってくれば細かいところを詰めて最終試作。
ちなみに今回は5個ほどこんなのを繰り返しました。
結構面倒ですが、ここが一番重要だと思います。
型紙を作る
これでOKかなって思ったら(単に疲れただけ)最終的な型紙を作ります。
CADで製図→プリントアウト→厚紙に接着→切り出し
いつもの流れでJW CADを使って製図します。
今回はA4サイズで収まらなかったので分割で印刷します。
印刷したら切り出して分割部分を合体していきます。
一枚にできたらスプレーのりを使って工作用厚紙に貼り付けます。
あとは正確に切り出すのみ。この工程は慎重に綺麗にして下さい。
この型紙をベースに革を切り出しますので、ここで適当にしてしまうと最後まで影響します。

革を切り出していく
型紙よりひとまわり大きく革を切り出す
いよいよ革を切り出します。
僕の場合革に型紙を合わせてから、ひとまわり大きめに一旦切り出します。
これは大きめに切り出しておいてから、全体を一気に裏面をトコノールで仕上げるためです。
型紙をトレース
トコノールで裏面の毛羽立ちを抑えられたら、銀面に型紙をトレースしていきます。
トコノールの使い方は↓で確認して下さい。
千枚通しを使って型紙をなぞってトレース。ずれないように気をつけながら慎重に

今回の型紙はコレ↓分割式です
続きは次回持ち越しです。良かったら次回もみて下さい。
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