【マイホーム】新築一戸建てを買った僕が経験したトラブルの話。

ムンギキの視点

なんか色おかしくない?

子供をお風呂に入れて一息ついていた僕に妻は言った。不穏な空気を感じながら振り向いた僕に妻はスマホの画面を見せてきた…。

5月初旬より始まった我が家の建設。津波の如く押し寄せる決め事に半ば茫然自失になりながら何とかここまでこなしてきた。贅沢は言えないけれど僕専用の仕事部屋も確保した。妻のこだわりが9割を占めることは言うまでもない。家族それぞれの思いを詰めた我が家の完成を楽しみに毎週末途中経過を見に行く僕ら。希望に溢れた家族絵だ。

まさに晴天の霹靂とでもいうべきか。妻のスマホを見た僕。そこには階段部分を映したムービーが流れていた。最初は何がおかしいのかわからなかった。不思議そうにスマホを見ている僕を見て、

階段の色が違う

妻が言ったのだった…。

円卓会議

もちろん我が家に円卓などない。ただのちゃぶ台会議だ。新居訪問時のムービーから発覚した階段の色間違い。具体的には蹴込み板蹴込み板という側面部分の板の色が間違っていた。ちなみに、すでに壁紙が貼られ、階段周りはほぼ完成形となっている。

どうする?工務店にとりあえず言う?

妻が聞いてきたが、考えがまとまらない僕は、念のため我が家の仕様書を改めて見直すことにした。

ほんまに色間違ってるし…。

やはりそこには違う色の注文をした内容が明記されていたのだった。

工務店にアタック

証拠を掴んだところで工務店に連絡してみることに。

実は今回お願いしている工務店の社長(Y氏)はとても対応がよく、実直な人柄もあって正直気が進まなかった。しかし僕の人生において2回はないであろう金額の買い物である。さすがに引くわけにはいかない。ほんとに良い人ならば非を認めて対応してくれるはずだ。

事前に妻との打ち合わせで、やりとりを全て文面で残すべきと決めていたので早速メールで連絡を入れてみた。

しばらくして工務店のY氏より返信があった。

確認しましたが、仕様書の段階で私が発注を間違えていました。申し訳ございません。

やはりY氏は正直に非を認めて謝罪をしてきた。正直行ってこの段階で心の中では許してあげたい気持ちで一杯だ。しかし、間違いは間違い。完成後何十年も住むわけで、毎日色の違う階段を見るたびに「あの時ちゃんとしてれば…。」と呪詛を唱える未来を想像するとやはり引くべきではない。

とは言え直し方も分からないので、先方から解決方法を提案してもらう形を取ることに。

落としどころ

翌日Y氏より3つの提案があった。

  1. 現状のままにする
  2. 蹴込み板の上から上貼りをする
  3. 作り直す

Y氏としては上貼り+謝罪費での決着が希望とのこと。

交渉ごとには必ず着地点が必要だ。今回の完璧な着地点は元に戻すこと。でもほぼ完成しているものを一旦壊して作り直すことになる。これは果たして元に戻ったと言えるのか?

新築なのに作り直しするなんて、中古やん。

妻もやはり同意見。では上貼りか?

上貼りって薄い板を貼り付けるんでしょ?その板の厚み分踏み板が狭くなるからありえない。

厚みのことまで全く考えていなかった僕はY氏の提案で良いかな〜なんて甘いことを考えていた。さすがの洞察力である。そもそも今回の色間違いも僕だけだと全く気がつかなかった。いやはや心強い。でもこの洞察力の鋭さ、仮に僕が隠し事などをしても簡単に見透かされているんだろうな…スイマセン。などと余計なことを考えてしまった。

妻との相談で結論は「①現状のまま」が最善という結論に。ただ、そのままにする分謝罪費をある程度納得できる額にしてもらう必要がある。

建築のことなんてまったく知らないので、どのくらいの金額が妥当なのか正直言ってまったく分からない。同じような事例がないか、階段の架け替えをしたらどのくらいの費用が必要なのか。WEBを駆使して情報収集。

そして20万〜50万あたりかな?と根拠のない結論にたどり着いた。しかし、お金のことをこちらから言い出すのは立場としてあまり良くないと思い、とりあえず「①現状のまま」での意向のみを伝えて沈黙してみることに。

駆け引き

まだY氏から返事ないんやけど。

①の意向を伝えてから3日が経過していた。時間が経てばたつほどに気になって沈黙を守るのが辛くなってくる。

4日目。Y氏より返答があった。

一度現場で一緒に確認をしていただけませんか?

予想外の変化球が飛んできた。しかし話を先に進めないといつまでも新居が完成しないので僕らは話に乗って現場へ向かった。

申し訳ございませんでした!

現場についた僕らをY氏の謝罪が出迎える。もはや可哀想になってきたのは内緒である。そして、ひたすら平身低頭なY氏の案内で問題の階段へ。①の現状のままでの意向は伝えてあるものの、注文と色が違うので養生を全て剥がしてもらって全体像を確認。

意外と悪くないやん」←心の声(Y氏が目の前にいるため本音は言えない)

今回の間違いは茶色(木の色)で注文した蹴込み板が白に変更されていたのだが、改めて見直すと他の部分に白を多用しているので意外に悪くない、というか違和感がまったくないのだ。

しかし、ここは心を鬼にして割り切って交渉。もちろん下心など一切ない。あるわけがない。

納期の遅れや作り直した場合の傷みなんかを考えると、このままで行くしかないのかな?と思っています。ですが発注とは違うので気持ちの面で納得がいきません。一度話を持ち帰って結論を明日返答します。

我ながら性格が悪いとは思ったが、Y氏にとって一番楽な方法を選択してあげるけど納得してない旨をしっかり伝えておく。もちろん結論をその場で出すこともしない。

もちろん納得いただけるように値引きも致します!金額はまたお見積もりを出させていただきます。

きたああああああぁぁぁぁぁ!

ついにY氏より目的の言葉を引き出すことに成功!

手打ち

帰ってから妻と話し合った結果、やはり妻も階段の色が意外と悪くないと思っていたらしい。

色の違和感はないけど、やっぱり間違いは間違い。元々の想定とは違うから納得はいかないよね。

おっしゃる通りである。あとはお金で着地点を探すしかない。でも金額によってはまた揉めることになる。「面倒臭い!」が本音だ。

翌日Y氏より見積もりがきた。

補修をした場合の費用を考えて30万円の値引きをさせていただきます。

見事に僕らの予想の真ん中をついてきた。もうここで手打ちすべき。いや手打ちさせて下さい。もう面倒。

実際新築を契約して分かったのが、打ち合わせやそのほかローンやら何やら、とにかく決め事が多いこと。さらに面倒ごとが追加されたことで僕の精神的なゆとりの大部分は奪われていたのだ。

最終的に「間違った階段はそのまま+謝罪費用30万円」で手打ちとなった。

円満解決できたけど、とにかく疲れた…。

最後に

今回の経験で反省したのは、新築の打ち合わせをしてゆくときに逐一決めたことを確認しておく必要があること。特に書面ではなく口頭で変更を伝えた部分なんかは要注意です。できれば全て書面にしてもらい、なおかつ打ち合わせの度に復習することをお勧めします。

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